そして、最後の6つ。
「だらしない!」「たるんでいる」
「〇〇したらダメ!」
「全然できてないじゃないか」
「何度言えばわかるの?」「何度も言わせないで」
「あなたはいつも……(欠点を指摘する)」
これらの言葉の問題点は、人の「ネガティブばかり」にフォーカスする「ダメ出し系」であることです。
「否定語中心」では、「人の成長」を阻害する危険性
食べ物が身体を作るように、言葉は心を作ります。
「ネガティブな言葉」は相手の頭の中にそのイメージを植え付け、萎縮させたり、挑戦心を奪ったりする結果になりやすいのです。
こうした「否定語中心のコミュニケーション」は、「人の成長」を阻害する危険性をはらんでいます。
このように、じつは効果がないばかりか、逆効果になるような言葉を平気で使い続けている日本人は非常に多いのが実情です。
というのも、前述のとおり、同質性の高いタテ社会の日本では「暗黙知」や「共通理解」に基づくコミュニケーションが一般的で、それこそ、意味不明の根性論や言葉にしない威圧感だけでも、何とかなるという「神話」あったから。
しかし、時代は大きく変わりました。そんな意味不明の指示や声掛けでは人はさっぱり動きません。
聞「かない」、効「かない」言葉を、人の行動を「かえる」言葉に。
新刊『世界最高の伝え方』では、言葉のバージョンアップに役立つ「7つの言い換えの魔法」のほか、「叱る」「ほめる」「説明」の世界水準ルールを数多く紹介しています。
ぜひ、活用して、日頃の「モヤモヤ」「イライラ」解消にお役立てください。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら