「1ランク上のアイデア」出す人の"超意外"メモ術 企画が苦手な人のための「脳にまかせる」発想法

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また近年、「何もしていないぼうっとする時間」が、脳にとっては重要であることがわかってきました。そんなときでも脳は働いてくれているのだそうです。

そのような状態をDMN(デフォルト・モード・ネットワーク)と言います。このDMNは、睡眠と同様に、脳内の情報整理の機能を持っているようです。

DMNが働くことにより脳内の情報が整えられ、蓄えられた情報同士が結びつきやすくなり、新しいアイデアが生まれやすくなります

シートに書き込んだら、視界から遠ざける

マンガでよく見る、「主人公の頭上で電球がパッと灯るシーン」。そんな超弩級のアイデア醸成に伴走してくれるのが、この「4分割シート」なのです。

まずは、第1~3象限までを書き込み、あえて第4象限は空白にしておきます。その状態で自宅の壁に貼っておいたり、畳んで枕の下に置いておいたり。お気に入りの本に挟んで、毎日のように見返したり。

どのような方法でも構いません。とにかくいったん距離を置いて、アイデアを熟成させます。

空白があると、人は自然とそこを埋めたくなります。

ひらめいたこと、気付きがあれば、それを第4象限に書き込んでください。

ともあれ、企画を出す際は「インスタントに数時間以内に答えなければいけないのか」、あるいは「数日間(数週間)の猶予があるのか」。その時間軸を見極めましょう。

前者であれば、SCAMPER法。後者であれば、A4・1枚「4分割シート」の活用をおすすめします。

まずは、第1~3象限までを書き込み、あえて第4象限は空白にしておきます。その状態で自宅の壁に貼っておいたり、畳んで枕の下に置いておいたりして、アイデアを熟成させる。 ひらめいたこと、気付きがあれば、それを第4象限に書き込んでください
池田 義博 記憶力日本選手権大会最多優勝者、世界記憶力グランドマスター

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いけだ よしひろ / Yoshihiro Ikeda

一般社団法人記憶工学研究所 MEI 所長。ライフキネティック日本支部アンバサダー、アクティブ・ブレイン協会テクニカルディレクター。50万部突破のベストセラーシリーズ『見るだけで勝手に記憶力がよくなるドリル』(サンマーク出版)など著書多数。テレビやラジオの出演も多い。
池田義博オフィシャルサイト
https://ikedayoshihiro.com/

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