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「ネガティブ思考に潰されない人」のメンタル術 人気ミュージシャンが教える「客観視」の大切さ

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  • 渋谷 龍太 ミュージシャン、ロックバンド・SUPER BEAVERボーカル
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ありがたいことに「活躍していますね」と言っていただける機会も増えてきました。そのような言葉は嬉しい反面、本質的には卑屈な部分が強いので、「自分はなんてことない人間だ」というネガティブな思考も依然あります。

僕は、天才やカリスマと呼ばれる人たちとは、圧倒的に対極にいる人間です。強者と弱者で分けるのであれば、自分は弱者の脳みそ。

ですが、天才やカリスマでない、一般人としての感覚だからこそわかることも、たくさんあると思っています。

悔しさや悲しさ、うまくいかないことやできないことを、僕はすごくたくさん知っている。だからこそ、そういう気持ちでいる人のことを、その人自身よりもよくわかっているつもりです。自分自身が経験してきたことだからこそ、「あなた」に向けて、具体的に言えることがあると思っています。

自分を客観視、俯瞰視することの大切さ

ただ、ここは難しいところですが、弱い人間のままの思想では、声を上げても届きません。「僕もあなたと同じ弱い立場だよ」とだけ言われても、人は、勇気をもらえないと思いますから。

渋谷龍太氏の近著『吹けば飛ぶよな男だが』(KADOKAWA)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

フロントに立って、人様の時間とお金と気持ちをいただいてパフォーマンスしている限り、天才やカリスマ、強者と呼ばれている人たちが、どういうことを考えているのかということも、理解しておく必要があると思っていますし、習得するための努力もしてきました。

好きだと言ってくださる方がすごく増えてきて、実際にたくさんの人から見られる立場にもなりました。自分の発する一言一句が、もしかすると誰かに多大な影響を及ぼすかもしれないと思うこともあります。

だからこそ、ネガティブな思考にのみ込まれるのではなく、客観視、俯瞰視して、「自分はどの程度の人間なのか」というところは、これからもしっかり自覚していきたいなと思っています。

(構成:泉美木蘭)

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