「1日の終わりに達成感がない」を変える3分習慣 「朝のベッドメーキング」で生活を落ち着かせる

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この記事では、ベッドメーキングについて紹介しよう。

2011年にカナダのトロントで、私はダンダパーニという名の元僧侶と話す機会があった。

当時、私の人生はかなり取り散らかっており、自分のエネルギーが無数の方向に1ミリずつ向かっているような感じだった。

彼は私に、地に足をつけた生活をするため、まずは寝ていたベッドを整えるようにアドバイスしてくれた。

最初のタスク完了が、次のタスクにつながる

もしあなたが、修行僧のようなまねはちょっと……と思うようなら、まず私は言いたい。

「心を開け、未熟者!」

そのうえで、伝説的な海軍大将ウィリアム・マクレイヴンの言葉を引用したい。

彼は、特殊部隊をあらゆるレベルで指揮した経験を持つ人物で、その中にはウサーマ・ビン・ラーディンを襲撃した統合特殊作戦コマンド(JSOC)も含まれている。

テキサス大学オースティン校の学位授与式で行ったスピーチで彼はこう語った。

もし君が毎朝ベッドメーキングをしたなら、1日の最初のタスクを完了したことになる。それによってささやかな達成感を得られ、次のタスク、また次のタスクと挑戦したくなる。

1日が終わる頃には、1つのタスクを完了したことが、多くのタスクの完了につながっている。

また、自分のベッドを整えることは、些細なことが人生では重要なのだという事実を強調してくれる。

では、私にとっての「ベッドメーキング」とは?

私は「都合の悪いものは隠す」方式を採用している。目標は視覚的にすっきりさせることであり、一流ホテルのそれと張り合う必要はない。

シーツをマットレスの下に折り込むこともしない。大きめのブランケットか羽毛布団をシーツの上にかけてしわを伸ばし、枕をブランケットの下か上に並べて終わり。これだけだ。

自宅で仕事をしている人なら、これは上の役割を同時に果たしてくれる。とくに、寝室や寝室の近くで仕事をしている場合には効果が大きい。

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