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「人前でほめられたくない新人」をどう伸ばすか? 新たなる「没個性時代」のマネジメント論

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  • 金間 大介 金沢大学融合研究域教授、北海道医療大学客員教授
  • 長田 麻衣 SHIBUYA109 lab.所長
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長田そのなかで、自分のモチベーションは保ちつつ、若い子たちのモチベーションも、自分とは違う形で上げていくには、どうしたらいいのか。こちらのマネジメントのスキルにもアップデートが必要だと感じますね。「対話」がすごく重要かなと思います。とはいえ、強制でもなくパワハラでもなく、ちゃんと話をしていくとなると……。

金間わかります。コンプライアンスに触れない範囲で、どれだけ腹を割って話して、お互いを知るところまでもっていけるかは難しいところですね。

本音が出るまで「待つ」「放置する」

金間先ほど、Z世代は明確に指示されたことはちゃんとできる、と言いました。たとえば「グループディスカッションをして、結論をパワーポイント6枚にまとめる」といったことはすごく上手にできるんですよね。でも実際のところ、それは、学校時代から慣れ親しんだ「テンプレ」があるから。要は「慣れ」の構造があるだけだと思います。

長田そこに当てはめれば、「いい子」の回答が出せるということですね。

金間そうです。上司の世代はそのテンプレを知らないから、新人研修なんかで「こんなきちんとした結論を出せてすごい」「即興でもこんなにできるんだ」という評価になるのですが、Z世代からしたら「小学4年生くらいからずっとやってます」という。

長田私たちがSHIBUYA109に来ている若い子たちを集めて行うグループインタビューは、「フォーマットがない=正解がわからない」項目にしています。参加者は「やばい、正解がわからない」と当惑しつつ、「誰が何を言い出すか」と周囲をうかがい始める。グループディスカッションとはまた違った意味での「いい子症候群」が現れます。

金間なるほど。「あれ、テンプレがないぞ」「どうしよう?」という感じになるんですね。でも自分からは積極的に発言しない。たしかに人の目を過度に気にして、没個性でありたい「いい子症候群」的な行動ですね。

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【「一歩引いて待つ」忍耐が重要】

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