就職活動「ガクチカ難民」たちのかくも深き悩み いまだに「アルバイト」をアピールするわけ

✎ 1〜 ✎ 11 ✎ 12 ✎ 13 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
学生時代に力を注いだこと、略してガクチカ。インターンシップが多い2月が近づいた今、ガクチカに事欠く学生たちは途方に暮れているという(写真:xiaoping/PIXTA)
新年を迎え、大学3年生はいよいよ就職活動の本番を迎えた。
皆さんは「ガクチカ」を知っているだろうか?
学生時代に力を注いだこと、略してガクチカ。就職活動における最も基本的なアピールポイントの1つだ。
しかし、最近では「ガクチカ難民」とよばれる就活生が増えているという。『先生、どうか皆の前でほめないで下さい』著者の金間大介氏は、「ガクチカ自体にはそれほど重きを置かない企業が多いにもかかわらず、キラキラしたガクチカがないと悩む学生との間に大きなギャップがある」と指摘する。

「就活でアピールできることがない」

皆さんは「ガクチカ難民」を知っているだろうか?

『先生、どうか皆の前でほめないで下さい』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

学生時代に力を注いだこと、すなわちガクチカを1つも持っていない、あるいは、持っていたとしても就活でアピールできるほどのストーリーではない、と考える学生たちのことだ。

ガクチカ難民は年々増えているといわれている。

ただ実際は、本当に“難民の数”が増加しているというわけではなく、就職活動でアピール材料に困っている学生たちに向けた支援者(という名のサービス提供者)たちのマーケティングによるところが大きい印象だ。

いずれにせよ、インターンシップが多い2月が近づいた今、ガクチカに事欠く学生たちは途方に暮れている。
 

次ページいい子症候群の若者たちが直面する「難敵」
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事