「ワインでの乾杯」みんなやらかしがちなNGマナー 結婚披露宴で知っておきたい和食、洋食、お酒のこと
コロナが落ち着き始め、外出や会食が緩和されたこともあり、結婚式の開催数が回復傾向にあるという。『ジューンブライド』と呼ばれる6月に、結婚式にお呼ばれされたという人も多いのではないだろうか。
そこで気になるのは、披露宴におけるテーブルマナーだろう。特に、コロナで会食を経験したことがない人や、数年ぶりの会食となる人にとっては、婚礼料理のような格式高い食事の場に不安を感じることもあるだろう。今回は、24時間食のことばかり考えている生粋の「食のオタク」である小倉朋子氏の著書『世界のビジネスエリートが身につけている教養としてのテーブルマナー』から、結婚式で使えるテーブルマナーを紹介する。
完璧なテーブルマナーよりも大事なこと
「マナーは自分のためのものではなく、まわりへの配慮である」
そもそも何のためにマナーがあるのかというと、なるべくまわりとの差異や不調和音をなくし、歩調を合わせるためです。食事のマナーという共通コードを互いに使うことで、みなが心地よく過ごせるわけです。自分だけ豊かな知識があればいい、正しいマナーを実践できればいい、ということではなく、食事の場を共に豊かに過ごすために役立ててこそのマナーなのです。
マナーを気にするあまり、心も体もガチガチに固くなっては本末転倒です。食事の席では会話を楽しむもの。いくらカトラリーを正しく扱って美しく食べていても、会話を楽しもうという態度がなかったら、食のマナーの半分も守れていないことになるでしょう。会話を楽しんでこそ、教養あふれる大人の振る舞いといえるのです。
トピックボードAD
有料会員限定記事
キャリア・教育の人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら