子供の「発想力を狭める」親の超もったいない言動 無限大の想像力を受け止めてあげよう
ストーリーを耳から理解する難しさ
読書に関連してよく「読み聞かせはしたほうがいいですか?」と聞かれることがあります。読み聞かせによって子どもの言語発達が促進され、聞く力の向上、読書量の増加などの効果があるとわかってきているそうです。
ただ私は「読み聞かせ」はほとんどしませんでした。仕事をしていて、あまり時間が取れなかったこともあります。その代わりイギリスのナーサリーや小学校では、読み聞かせの時間がありました。
どんな本を読むのかというと、絵本だけでなく、「これ全部読んだら先生の声、かれるよね」と思うほど分厚い児童書。1時間の授業では最後まで読み終わらないので、「続きは明日」という感じで1章ずつ読んでいました。
読み聞かせの授業は、ただ本を読んで聞かせるだけ。その後に子ども同士で話し合ったり、先生の解説があったりするわけではなく、読んでおしまい。でも子どもたちは、途中で終わった物語について頭の中でずっと「次はどうなるんだろう?」と考え、目を輝かせています。大人が「おもしろいドラマの続きが観たい」と思うのと同じ。子どもはすぐに想像ワールドに入り込み、隅から隅まで探検に行くでしょう。この探検こそがかけがえのないほど大切で、大きくなるにつれできなくなってしまいます。
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