子供の「発想力を狭める」親の超もったいない言動 無限大の想像力を受け止めてあげよう

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母親の言うことを聞かせることを優先させるのか、深呼吸をして子どもの(左足さんの)言うことに少し耳を傾けるのか。時間との勝負もありますが、きっとそんな発想をしてくれるのは今だけ。そのうちきっと左足さんは話さなくなるので、聞いてあげるのもいいかもしれません。そしてその些細な出来事を写真に撮ったり、メモしたりする癖をつけると、だんだんと自らの子育てに対する固定観念や不必要な常識の殻が柔らかくなっていきますよ。

子どもの想像力は無限大です。その発想は、大人の斜め上を行くこともあり、ときには理解できないと思うこともあります。しかし、それはとても重要な個性であり、才能を引き出す大切な要素です。大人のメガネだけで見た世界に閉じ込めてしまうのは、本当にもったいないことです。

例えば私なら、自分の靴下も片方だけ脱いでみます。「ママの右足さんも暑いって言っているから、こっちの靴下だけ脱ぐね!」と言ったら、子どもはどれだけ笑顔になるでしょう! 靴下を交換しても楽しいですね。もっと自由に、もっと大胆に、子どもたちの空想の世界を親も楽しんでみませんか?

自由な発想を狭めてしまう、間違いだらけの「声かけ」

アリの行列を見ている子どもに対して、

「食べ物を運んでいるんだね」

「巣に向かって進んでいるのかな」

「女王アリはどれだろう?」

などと声をかけたくなることはありませんか。

親は、自分が知っていることを子どもに教えたいと思い、教育のために声をかけます。でも子どもはそんなことには興味がなく、全く違うことを考えているかもしれません。

例えばそれぞれのアリの色の違いや、アリが運んでいる食べ物についてなどです。そんなときに親が声をかけることで、その子が抱いている興味や好奇心の方向を変えてしまう可能性があるのではないでしょうか。だから私は子どもから話しかけてくる、もしくは子どもが自発的にその場を離れるのを待ちます。いい機会なのでその時間は本を広げたり、仕事のメールに返信したり、座る場所を見つけてコーヒーを飲むなどして、ふと訪れた「暇」という名の優雅な時間を楽しんでいます。

次ページ子どもが「なんで?」と聞いてきたら、全力で応えたい
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