塾なしで「開成合格」何ともスゴい"家族の教え" 「習いごとは絶対に直前まで続けたほうがいい」
塾なしで開成合格は「天才だから?」
塾に行かずに開成合格と聞くと、「天才だからでしょ?」と思うかもしれない。
しかし、ぎん太くんが小学3年生で最初に受けた模試の偏差値は40台。本人やお母さん曰(いわ)く「賢さ控えめ」の幼少期だったそうだ。
ぎん太家の勉強方法は、一風変わっている。勉強方法というよりも、日常生活と勉強の境目がよくわからない。家族団らんの時間やお風呂の時間が、知らず知らずに勉強の時間になっているのだ。
「夫が武道をやっていたこともあり、ぎん太を格闘家にしたかったんです。4歳から空手を始めて、毎日運動していたので、とにかくスポーツを頑張る子になるだろうと勝手に思っていました。
私自身も学生時代は体育会系で部活に打ち込み、勉強は好きではなかったし、夫(の学生時代)は朝練をして授業中に寝て、午後は部活をやって帰って寝るだけの生活。
ぎん太も将来、スポーツに打ち込んで勉強する暇がないなら、なるべく勉強しなくても授業についていけるようにしなくてはと、小さい頃から考えていた」(お母さん)
その結果、予想以上に勉強が好きな子になったという。
なるべく勉強しなくて済むようにお母さんが考えたのは、「勉強する時間をどうやったら極限まで減らせるか」ということ。
「自分の体験から、授業で習ったときに『聞いたことあるな』とか『知ってる』『得意かも』と思うと苦手意識もなく、どんどん楽しく覚えていける。そのためには、これから習うことを薄く広く知っておいたほうがいいだろう」という方針から、日常生活に学びがどんどん入り込んできた。
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