記憶力や論理的思考力・説明力や抽象的な思考能力など、「頭がよい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当で、MBS/TBS系『100%!アピールちゃん』でタレントの小倉優子さんに大学受験の指導もする西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時には東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う会社「カルペ・ディエム」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載(毎週火曜日配信)。第25回は頭のいい子が育つ「親子のコミュニケーションの取り方」について、西岡氏が解説します。
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親のコミュニケーションが子の頭のよさをつくる
「頭のいい子は、どんな家庭環境で育った場合が多いのか?」
というご質問を、僕はよく親御さんからいただくことが多いです。
「頭のよさ」というのは、先天的・遺伝的な要因で作られることもあると思いますが、後天的、つまりその子の育った環境などが影響して頭がよくなる、ということもあります。そう考えたときに、東大生の親御さんはいったいどのようなことを心がけてお子さんに接していたのでしょうか。
その答えは、コミュニケーションにあると思います。親御さんのコミュニケーションこそが、子どもの頭のよさをつくっているのです。今日は「頭がよくなるコミュニケーション」についてお話ししたいと思います。
まずは漫画『ドラゴン桜』のこちらのシーンをご覧ください。
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