「頭いい子が育つ家庭」と「ダメな家庭」の決定的差 「なぜなのか」を自力で考えさせて納得させる

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(漫画:©︎三田紀房/コルク)

「なぜ?」と思考する余地を与えることが重要

いかがでしたか。この漫画でもあるとおり、コミュニケーションの中で「なぜ?」と相手に思考する余地を与えることが重要なのです。

逆に、親御さんがコミュニケーションを疎かにしてしまうと、子どもは思考することをやめてしまいます。

仮に、「これはルールだから、そうしなければならないんだよ」と教え込んだとしましょう。「ご飯を残しちゃいけないんだよ」「好き嫌いはいけないんだよ」「靴はそろえなきゃならないんだよ」と。

そうすると、短期的にはそのルールを理解しますが、「なぜそのルールがあるのか」ということを考える機会は著しく減ってしまいます。

例えば「ご飯を残しちゃいけないんだよ」と言われて、親御さんから怒られるから、という理由で食べられないご飯をティッシュに丸めてゴミ箱に捨ててしまう、なんてお子さんもいます。これは、ただ表面だけ「ご飯を残しちゃいけない」というルールを覚えて、思考していないから発生してしまう問題です。

それよりも、少し時間がかかるかもしれませんがコミュニケーションを取り、「なぜそれがダメなのか」という思考を相手にさせるようにしなければならないのです。

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