「悩む受験生に助言はするな」東大生が言い切る訳 相手側に受け入れる土壌がなければ意味がない

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ドラゴン桜の桜木先生
悩む受験生に対応する適切な方法を解説します(漫画:©︎三田紀房/コルク)
記憶力や論理的思考力・説明力や抽象的な思考能力など、「頭がよい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当で、MBS/TBS系『100%!アピールちゃん』でタレントの小倉優子さんに大学受験の指導もする西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時には東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う会社「カルペ・ディエム」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載(毎週火曜日配信)。第24回は「悩む受験生への接し方」について、西岡氏が解説します。
この連載のほかの記事はこちらからご覧ください。
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いろいろな悩みを持っている受験生

「受験生からの相談にアドバイスしてはいけない」

なんて言ったら、みなさんはどう思うでしょうか。「ええ? せっかく相談を受けたのだから、何かアドバイスをすべきなんじゃないのか」とみなさんは考えるのではないでしょうか。でも実は、あまりアドバイスをしてしまうのはよくないのです。

受験生というのはいろんな悩みを持っていることが多いですね。「教科の成績が思うように伸びない!」「志望校を変えるべきか迷う」など。僕自身も、受験生のときは非常に多くのことで悩みました。

しかし実は、どんな人であっても、このような相談に対してアドバイスするのはあまりいいことではないかもしれないのです。

なぜアドバイスしてはいけないのか。そもそもそれなら、相談を受けた場合にはどのようにしたらいいのか。今日はこの点について、みなさんに解説したいと思います。

まずは『ドラゴン桜』より、こちらの漫画をご覧ください。

(漫画:©︎三田紀房/コルク)
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