子供の「発想力を狭める」親の超もったいない言動 無限大の想像力を受け止めてあげよう

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最近では大人向けにも本を読み聞かせしてくれるシステムやアプリがあり、運転中やジムで走っている間、料理中などにも本が読めます。使ってみた人にはわかると思うのですが、これがけっこう難しくて、一瞬でも気が逸れると、話についていけなくなります。

本を読んでもらって耳だけで聞いて内容を理解し、その情景を思い浮かべ、登場人物たちの性格や細かな描写まで読み取るのは大人でもハードです。視覚を使わず聴覚のみを使って想像の世界へ旅ができるということは、特技になるのではないでしょうか。私も料理をしながらアプリでサスペンス小説などを聞いていますが、主人公と犯人がついに出くわす場面などでは、必ず料理を焦がしてしまいます(笑)。

イギリスでも日本でも人気の「読み聞かせ」

日本の小学校受験では「お話の記憶」という試験項目があります。子どもがお話を聞き、理解し、覚え、問題に取り組みます。普段から耳だけでもお話の世界に入れる癖がついている子どもにはさほど難しくありません。読み聞かせに慣れていない大人より子どもの理解は早く、内容もよく覚えていますよ! 

イギリスの公立図書館でも、ほぼ毎日「ストーリー・タイム」という読み聞かせの時間がありました。小さい子どもたちがカーペットの上に座り、図書館の人が本を読んで聞かせてくれるもので、どんな図書館でも毎日行っている人気のイベントです。

こうして振り返ると、Sayaは私が読み聞かせをしなくても、いろいろな機会にさまざまな本を聞いていたのだと思います。

イギリスの絵本の表紙には2次元バーコードがついているものがあり、それを読み取るとプロの音読が始まります。ページをめくるときには小さく音の合図があり、子どもがひとりで好きなときに気楽に本を読めるのはすごくいいと思いました。日本の図書館でも「読み聞かせ」のイベントは人気ですし、朗読劇やオンラインのものなども利用してみてはどうでしょう。

子どもは好奇心旺盛で、頭が柔らかく、さまざまな発想で大人を驚かせてくれます。でも、ときとして周囲の大人の「子どもはこうあるべき」「こうあってほしい」という固定観念が、子どもの自由な発想や行動を制限してしまっていると感じることがあります。

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