「今と違う仕事したい!」人の"成功法則"はこれだ 「染み出し」の考え方を知ろう!あなたはOK?

✎ 1〜 ✎ 4 ✎ 5 ✎ 6 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ただし「染み出し」は、一足飛びに「あまりにも離れた升」へ行くことは難しいです。

銀行で「定型商品を売り込むスタイルの法人営業」しかしたことのない人が、いきなり「AIスタートアップのソリューション営業」に転職するのは難しいでしょう。

しかし、銀行で「ソリューション営業スタイル」でも成果を出せるようになれば、「AIスタートアップのソリューション営業」に行ける可能性が出てきます。

「確立したスキル・経験」と隣接する職種や業種に「染み出し」ていくことで、一見無理だと思うところにも行ける可能性があるのです。

「次の升」に行くタイミングは?

また「染み出し」は、「升」が水できちんと埋まらないことには、次には行けません。

では「スキルという『升』の水が満タンになった」と判断し、次の升に染み出すのは、どのくらいのタイミングが適切なのでしょうか。

一概には言えませんが、元リクルートで民間校長を務めた教育改革実践家、藤原和博さんが、ベストセラーになって大きな話題を呼んだ『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』(東洋経済新報社)やさまざまな番組などで発信している、

「1万時間やったら一流になれるから、そこからピボットすればいい」

という説が参考になります。

どんな仕事も1万時間やれば一流になれるとすると、

1万時間÷8時間(1日あたりの労働時間)÷250日(1年間の労働日数)=5年

という計算になります。

それ以上同じ仕事を繰り返すのは、「やる気」と「能力的モチベーション」の両方が満たされているのであればいいでしょうし、どちらかを持て余しているのであれば、転職を考えるべきということです。

次ページよくある「いい転職ができない理由」は?
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事