大木さんの周囲にも、転職者は多い。現在、令和トラベルで働くスタッフのルーツは、旅行業界やIT業界などさまざま。
ただ当初、局アナ時代に会社のビジョンに共感して転職を決意した大木さんと同じく、「会社の目指す未来」に共感して入った人間ばかりのため、スタッフ全員が「同じ方向を向いている感覚」はあるという。
「ゼロベース」で新たに活躍できる
そして、年齢や経験年数にかかわらず、活躍のチャンスがあるのは、スタートアップ企業ならではだろう。若い世代はもちろん、経験がかえって壁になりうる十分な社会人経験を持つ人材にも当てはまる。
もし、アナウンサーとしての転職だったら。その質問に大木さんは「たぶん、経験があるからこそ、『きちんとやらなければ』という強いプレッシャーや自分の中にある、ある種のプライドを感じていたはず」と答えた。
しかし、18年半の局アナ時代を経て「未知の業界」へ飛び込んだ先では、すべてを「ゼロベース」で捉えることができた。
インターンで働く学生のスタッフにも気兼ねなく質問するなど、当初から「教えてください。わかりません」とプライドを持たず働ける環境では「気持ちもラク」だという。
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