そんなモヤモヤした感情がくすぶっています。でも、ここでやっかみの言葉を実際に口にしたらどうなるでしょう? 周りからは「嫉妬している哀れな人」というレッテルを貼られるのがオチですし、言った自分も苦々しい思いをするだけ。
つまり、マイナス感情を口にしても、損をするだけなのです。
嫉妬や恨みの感情を持ったときには?
自分が嫉妬や恨みの感情を持ったときには、いったん立ち止まり、それをそのまま口に出したらどうなるかを想像する時間を作ってみてください。
あなたは、人が恨みや嫉妬にかられた発言をしているのを見て、どのような気持ちになるでしょうか? きっと「醜いな」「ああはなりたくないものだ」などと思うはずです。
逆の立場から想像することで、自分がマイナス感情を発したら、周囲から白い目で見られるのがわかります。マイナス感情を発したら惨めになる──そう気づけば、口に出すのを思いとどまることができます。
★とくにマイナス感情は強く伝染しやすい。
★悪口や噂話の場からは静かに抜け出す。
人の感情には「うつる」という法則があります。
例えば、朝出社したら、同僚がいつになく上機嫌だったとします。すると、「何かいいことがあったのかな?」と思い、なんとなく自分の気持ちも明るくなってくるものです。
逆にピリピリして不機嫌を隠そうとしない同僚の姿を見たら、「なんでこんなに不機嫌なんだ」と思い、自分までイライラしてきます。
どちらかというと、プラスの感情よりマイナス感情のほうがパワーがあります。せっかく自分がいい気分でいても、他人の不機嫌に接すると、たちまち不機嫌は伝染します。
1人でもマイナスの感情を持っている人がいたら、その感情は職場全体にまで広がってしまうのです。
とくにマイナス感情が伝染しやすいのが、悪口や噂話に巻き込まれるケースです。
他人の悪口や噂話に巻き込まれると、たちまちマイナス感情がうつり、悪口や噂話の対象となっている人に不快な感情を抱きます。たとえ一度も会ったことのない人に対しても、簡単に悪意を持ってしまうのです。
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