堀江貴文「ノリで動く人が圧倒的に成功するワケ」 “慎重"なんて「やらない人」の言い訳でしかない

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堀江貴文さん
タイムリーな重大ニュースや時事・社会問題について、忖度ナシの解説や空気を読まないコメントで、たびたび大きな物議を醸す堀江貴文氏。一方で、Twitterフォロワー数358万人、YouTubeチャンネル登録者数165万人、総視聴数は5億回を超え、堀江氏への支持は根強く、賛否を含めた注目の度合いはますます大きくなっている。そんな堀江氏が旧来の価値観から新しい条件に変わったと主張する「信用」をメインテーマにした初の著書『信用2.0』から一部を抜粋・再構成して紹介します。

真っ先に手を挙げられない人は、慎重なわけではない

学生時代、あなたは授業中に率先して手を挙げるタイプだっただろうか?

それとも周りを見渡して、場が温まってきてから挙手するタイプだっただろうか?

あるいは、「よほどのことがないかぎり、ぜんぜん発言しなかった」という人もいるかもしれない。

大人向けの講演会などでも、この比率はたいして変わらないだろう。

「何か質問がある人は挙手を」と言われて、いちばんに手を挙げる人はかなり限られている。

ぼくが運営するオンラインサロン「HIU(堀江貴文イノベーション大学校)」には積極的で優秀な人がたくさん集まっている。たとえばそういうメンバーであっても、何かのプロジェクトのリーダーを決めるとなると、「けっこう慎重な性格なので……」といったことを言い出す人がいる。みんな尻込みしてしまうことが多い。

しかし、こういうところにこそ「慎重さ」の本質が見え隠れしているように思う。

真っ先にパッと手を挙げられない人は、慎重なわけではない。

むしろ、「言い出しっぺになりたくない」とか「注目を浴びて、たいしたことが言えなかったら恥ずかしい」といった感情に支配されているだけだ。「他人からどう見られるか」が気になって、行動できないでいるだけだ。

ぼくに言わせれば、本当の意味で「慎重な人」なんて、実は全然いないのだ。

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