その体験から生まれた「超効率的なシート学習法」をまとめたのが新刊『まるごと覚えて 頭も良くなる A4・1枚記憶法』で、同書は発売たちまち大増刷するなど話題を呼んでいます。
「手書き」で、脳を目覚めさせる
私は44歳のときに記憶術と出会い、そこから1年で日本記憶力選手権で優勝。自身が出場した大会では6度の連続優勝をすることができました。
記憶競技とは脳を限界まで追い込み、記憶力のスピードと量を競う競技です。そのため、私自身どうしたら脳のパフォーマンスを高く維持できるかを追求・研究しています。
寝る時間、学習のタイミング、何を食べるか、など脳のパフォーマンスには、様々な要素が絡んできます。
しかし、なかでも私が競技生活を始めて10年以上こだわっているのが「手書き」です。
学習するときをはじめ、日々の練習の記録、気がついたことのメモなど、多くの場面で意識的に「手書き」でノート・メモ用紙に記入するようにしています。
今は、スマホやパソコンなどのメモ機能のついた多くのデジタルガジェットが存在しますが、速くて綺麗に仕上がるキーボード入力(スマホのフリック入力)ではなく「手書き」にこだわるのは、自身の脳の働きが「よくなった」という実感とともに、いくつもの研究がそれを実証しているからです。
今回はその「手書き」の効能を紹介します。
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