かのビル・ゲイツ氏も、会議やスピーチに「手書き用のノート」を持参し、部下任せではなく自ら綿密なメモを取ることが知られています。IT業界の世界的な立役者が、デジタルガジェットではなくアナログな手書きにこだわるとは、何とも示唆的な話ではないでしょうか。
思考の入る「スキマ」が学習効果を高める
手書きの場合は、「見聞きしたこと」をそのまま記すのではなく「自分の言葉にする」という工程が加わります。つまり要約したり、具体的な言葉を抽象化したりというプロセスです。その瞬間、感情が動き、記憶が強化され、新たなひらめきも湧きやすくなります。
だから手書きならではの価値が生まれるのです。私はその効果を「思考の入る隙間(余裕)がある」と表現し、大事にしています。
A4・1枚記憶法に取り組む際も、これらのメリットを意識しながら手を動かし、情報に新たな価値を付加してください。
ちなみに私は、紙に書くときは青色のサインペンをよく使用しています。青というのは、心理学的に心を落ち着かせるのと、集中力を高める効果があります。
冷静な状態で集中して考え事ができるようにという思いを込めています。
また太いペンを使っているのは、アイディア出しをするときに、細いペンで書くよりも、目立つし、感覚的に頭に入りやすい気がするからです。
最近はiPadなどで使える「GoodNotes」など手書きのアプリも出てきています。私も使っていて、非常に使いやすいです。
「どうしても紙が嫌」という方は、こうしたアプリから使ってみるのも、いいかもしれません。
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