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別府と湯布院、コロナ明け後の温泉地が様変わり タクシー運転手が見た外国人観光客と街の様子

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由布院から車で40分程度の場所に位置する別府も、やはり外国人観光客が目立つ街であった。湯けむりがそこかしこで立ち上るこの地では、「わ」ナンバーのレンタカーや、家族連れの外国人客が目立ち、地獄めぐりや別府八湯を回っていると、タクシーの貸し切りで効率良く回ろうとする観光客も散見された。

日中は別府駅前のタクシー乗り場にはほとんど停車しておらず、夜間になると台数は5、6台が待機していたが、大型のスーツケースを引きずった者たちが足早に乗り込んでいく。

駅の乗り場にいたドライバーによれば「今年に入ってから明らかに旅行者の利用が増えている」という。それでも市内のタクシー会社幹部に話を聞くと、先細りしていくであろう状況を危惧しているとも明かす。

「別府市は夜の飲み屋も多いなかで、今は夜のタクシーが50台も出ていないほど。年々減っていっており、端的にいえば別府は夜のタクシーがまったく足りていない状況が続いています。乗車依頼が来ても、1時間待ちやそもそも迎車ができない、というような状況も珍しくありません。

旅行支援やインバウンドの影響もあり、幸い稼働率は高いですが、コロナの時のように一気に動かなくなることも怖い。地元のお客様からはなかなか利用ができないという声もいただいており、歯がゆさを感じています」

夜の別府の様子(筆者撮影)

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【別府と湯布院の客層の違い】

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