日本の学校教育は、作文や小論文などの発信力を鍛えるカリキュラムではありません。そのため、「読めるけど、書けない」という高校生が非常に多いのです。
さらに、自分の書いた文章の間違いは気づくのが難しいもの。いくらお子さん自身に「注意深く見直しをしなさい」と言っても、そもそも勘違いしている可能性もあり、お子さんの力だけで正しい文章を書くのは困難です。
そこで、親御さんの出番です。他人の書いた文章は客観的に見ることができるため、おかしな点はすぐにわかります。ぜひお子さんに文章を書かせて、その添削をしてあげましょう。
小論文や課題レポートだけでなく、探究活動(「総合型選抜」大学合格に導く親と失敗する親の差/4月15日配信))の結果を1000字程度でまとめさせるだけでもいいですね。毎週やらせて、親御さんが添削するようにすると、お子さんの文章力はメキメキ上達していくはずです。
試験官になったつもりで内容のチェックを
続いて「内容」に関しては、志望理由書や自己推薦書が、大学・教授から評価されうるかどうかのチェックが必要です。というのも、多くの高校生が書いた文章は、しばしば次のような問題点があるからです。
このような内容面のミスは、高校生の文章ではほぼ確実に起こっているはずです。親御さんのほうでも志望校や学部の情報をチェックして、試験官になったつもりで内容をチェックするとよいでしょう。
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