高3までに得たい「文章力」磨くための重要なコツ 「総合型選抜」「公募推薦」で難関大学目指すなら

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「話し言葉」は「書き言葉」に言い換えを

日本の学校教育は、作文や小論文などの発信力を鍛えるカリキュラムではありません。そのため、「読めるけど、書けない」という高校生が非常に多いのです。

さらに、自分の書いた文章の間違いは気づくのが難しいもの。いくらお子さん自身に「注意深く見直しをしなさい」と言っても、そもそも勘違いしている可能性もあり、お子さんの力だけで正しい文章を書くのは困難です。

そこで、親御さんの出番です。他人の書いた文章は客観的に見ることができるため、おかしな点はすぐにわかります。ぜひお子さんに文章を書かせて、その添削をしてあげましょう。

小論文や課題レポートだけでなく、探究活動(「総合型選抜」大学合格に導く親と失敗する親の差/4月15日配信))の結果を1000字程度でまとめさせるだけでもいいですね。毎週やらせて、親御さんが添削するようにすると、お子さんの文章力はメキメキ上達していくはずです。

試験官になったつもりで内容のチェックを

★問題点2「内容が聞かれていることと噛み合わない」

続いて「内容」に関しては、志望理由書や自己推薦書が、大学・教授から評価されうるかどうかのチェックが必要です。というのも、多くの高校生が書いた文章は、しばしば次のような問題点があるからです。

高校生の文章のよくある問題点

このような内容面のミスは、高校生の文章ではほぼ確実に起こっているはずです。親御さんのほうでも志望校や学部の情報をチェックして、試験官になったつもりで内容をチェックするとよいでしょう。

竹内 健登 受験コンサルタント、ホワイトアカデミー高等部塾長

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たけうち けんと / Kento Takeuchi

東京大学工学部卒にもかかわらず、自身の就活に失敗し就職留年した経験から、企業の人材戦略の道へ。新卒の学生が一流企業に内定するための独自の方法論と、3年後離職率・OpenWorkでの評価・帝国データバンクの評点を用いた客観的視点から「ホワイト企業」を研究。自社メディア「ホワイト企業への道」で掲載したところ、就活生や親御さんの間で話題となり、月間で35万PVを達成した。現在も、「ホワイト企業からの内定が1件も得られなければ、授業料全額返金」という方針で、上位大学だけでなく、全国幅広い大学の学生の就活指導を行なっている。元デロイトトーマツグループの人材戦略コンサルタント。

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