「総合型選抜」大学合格に導く親と失敗する親の差 公募推薦も同じく「探求活動」が大きなキモになる

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
大学受験 親子
「総合型選抜」「公募推薦」に挑む子の親が心得ておきたいことは?(写真:Fast&Slow/PIXTA)
いまや、大学生の5割は「総合型選抜」「推薦」で入学する時代です。大学入試改革によって、「論理的に考える力」や「表現力」といった能力が見られるようになった一方で、従来の知識詰め込み方の学習法では太刀打ちできなくなっているといいます。総合型選抜・公募推薦専門の塾を経営し、95%以上の合格率を上げている竹内健登氏の新刊『勉強嫌いな子でも一流難関大学に入れる方法』より一部抜粋・編集のうえ、大学入試改革で変わった「合格者像」を解説します。

「総合型選抜」「公募推薦」親にできるサポートは?

年々、合格者の枠が広がっている、「総合型選抜」と「公募推薦」。これらの試験では、暗記した知識を問われることはほとんどありません。そうではなく、学問への熱意、思考力や表現力、主体性や協調性が測られます。

このようにお話しをすると、親御さんの多くが、「何のサポートをしたらいいのか?」と迷われることでしょう。

従来の受験戦略のように、「予備校に通わせて」「夜遅くまでの勉強をサポートして」というのは、総合型選抜と公募推薦ではあまり意味がないからです。

そこでここでは、総合型選抜や公募推薦に必要な「探究活動」について、親御さんにできる支援を紹介します。

総合型選抜や公募推薦で大学に入るためには、その大学が求める学生像に近づくことが不可欠です。そして、その子が「求める学生像」に近いかどうかは、「探究活動」によって測られます。

総合型選抜や公募推薦で求められる提出書類や面接で尋ねられるそれぞれの「探究活動」が、その大学や学部とマッチしているかどうか、主体的に学ぶ意欲のある学生かどうかが、そこでは測られているのです。

多くの高校生には、「研究したいことはない」

総合型選抜や公募推薦で上位大学に入学するためには、探究活動は不可欠です。ただ、そうはいってもたいていの高校生は、学問や研究に興味がありません。

次ページヒントなりきっかけは親御さんから
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事