記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がよい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時には東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う会社「カルペ・ディエム」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載(毎週火曜日配信)。第46回は大学入学共通テスト後に受験生がやりがちな「一息つく」ことの問題点について、西岡氏が解説します。
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受験生を襲う「共通テスト直後腑抜け症候群」
1月14、15日に行われた大学入学共通テストが終わりました。多くの受験生にとって初めての「大学受験」であり、それが終わってホッと一息ついている人も多いのではないでしょうか。しかし、実はそういうときに一息ついていると、合格できなくなってしまう可能性が高いのです。
今日は、不合格になってしまう受験生に共通する、「共通テスト直後腑抜け症候群」について、みなさんにご紹介したいと思います。
まずは『ドラゴン桜』で、「センター(共通テストの前身である大学入学センター試験)直後腑抜け症候群」について、桜木先生が解説するシーンを見てみましょう。
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