「失敗をセレブレートする」ことから始めよう つまずくのが怖い若者たちよ、大胆になれ!
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「失敗ほど大事なものはない」と話す松岡陽子氏(左)と山田進太郎氏(右)(撮影:梅谷秀司)
ロボットや人工知能の研究者であり、グーグルXの創設に関わるなどシリコンバレーでは「Yoky(ヨーキー)」の名で知られる松岡氏。現在はパナソニック ホールディングスの執行役員であり、次世代コンシェルジュサービスYohana(ヨハナ)CEOとして日米で事業展開している。3月に初の著書『選択できる未来をつくる』を上梓したばかりだ。一方で、山田進太郎氏はメルカリCEOとして海外事業の拡大にも意欲的だ。共に、企業トップとして「多様性」や「失敗」の大切さを感じるという。そんな2人がざっくばらんに語り合った対談の後編をお届けする。
「自分が価値を出せること」に時間を使う
山田:僕は学生時代、世界一周をして「将来、新興国の人たちが先進国のような生活をしたら、世界の資源はたちまち枯渇する」と痛感し、それがメルカリの起業につながりました。とはいえ、最初に「モノを循環させると環境にいい」と訴えても消費者に刺さらない。「家にあるモノが簡単にお金になりますよ」という建て付けにしましたが、最近、循環型社会が1つのトレンドになってきて、ようやく当初の着想に近づいてきた気がします。
Yokyさんが立ち上げた次世代コンシェルジュサービスのYohanaは、どんなグランドデザインがあるのでしょうか。
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