10秒でわかる「話が下手な人・上手い人」決定差 10秒、30秒、1分でどれくらい話せますか?

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話が上手い人と下手な人の違いとは(写真:Jake Images/PIXTA)
もしかして自分って「コミュ障」なの?と不安になるほどコミュニケーションが苦手な人でも、大丈夫。7つのポイントをマスターすれば、みるみる伝わる話し方を身につけることができます。本稿は『「コミュ障」でもしっかり伝わる話し方』より、話し方のプロ中のプロ、桐生稔氏による「しっかり伝わる話し方」を伝授します。

10秒、30秒、1分を使い分ける

3秒だと、言えるのは結論くらいです。では、10秒ならどのくらい話せると思いますか? 30秒ならどうでしょう? 1分なら? ビジネスシーンでは忙しい人ばかりです。要領を得ない話をガマンして聞き続けてくれる人はほとんどいないでしょう。すぐに「で?」と聞き返してきます。

しかも、日常では、30分も1時間も何かを発表したり、プレゼンしたりするケースは稀です。ちょっとした報告だったり、聞かれたことに答えたり、会議で発言したり。こういった10秒、30秒、1分程度の短い時間で話すことのほうが圧倒的に多いのです。

短い話が上手くできないのに、30分、1時間の話が上手くなるわけがありません。基礎ができていないのに、いきなりホームランを狙いにいくようなものです。話が上手くなるには、まず10秒、30秒、1分という短い時間で話せるスキルを徹底的に磨くべきです。

冒頭の質問に戻ります。10秒ならどのくらい話せると思いますか? 30秒なら? 1分なら?

10秒なら概ね50文字話せます。30秒なら150文字、1分なら300文字です。このように「文字数」で把握する方法があります。10秒、30秒、1分という「時間」を感覚的に体で覚えておくのもありです。ただ、いつも文字数を数えたり、いちいち自分の話をストップウォッチで計るわけにもいきません。

そこでどうするか? 文字数でもなく、時間でもない。分量で把握していきます。つまり、どのくらい話せるボリュームがあるか?です。10秒なら、「結論1つ、根拠1つ」これが話せる分量です。

(例)
玄米は体にいいです = 結論1つ
なぜなら美容・健康に必要なビタミン・ミネラルが豊富だからです = 根拠1つ
これで10秒。
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