10秒でわかる「話が下手な人・上手い人」決定差 10秒、30秒、1分でどれくらい話せますか?

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30秒なら、「結論1つ + 根拠3つ」

(例)
玄米は体にいいです = 結論1つ
理由が3つあります
1つめは、美容・健康に必要なビタミン・ミネラルが豊富です = 根拠1
2つめは、白米より糖の吸収が緩やかなので、血糖値が上がりにくいです = 根拠2
3つめは、玄米に含まれるγ(ガンマ)- オリザノールによって、脂肪の多い食事を欲しなくなることがわかっています = 根拠3
これで30秒。

1分なら、「結論1つ+根拠3つ+事実3つ」です。文章にすると長くなりそうなので、簡単な表にしました。

根拠を補強する事実(データ、事例、出来事など)を3つ程度説明できます。これが1分の分量です。なんとなく10秒、30秒、1分で話せるボリュームが掴めましたでしょうか。

相手の興味の度合いによって長さを変える

あとはケースバイケースで使い分けます。「玄来って体にいいの?」と、ちょっと開かれた程度なら、「玄米は体にいいですよ。美容・健康に必要なビタミン・ミネラルが豊富ですからね」と、10秒程度の分量がちょうどいいでしょう。

相手が興味を持てば、「結論1つ+根拠3つ」で、また完全に説明を求められているときは「結論1つ+根拠3つ+事実3つ」で話します。会議でちょっと意見を求められたら10秒程度の分量、専門部署としての見解を聞かれたら30秒、しっかりとした説明を求められたら1分で。あとは、シチュエーションに応じて、10秒、30秒、1分を使い分けます。

使い分けるというと離しそうですが、大切なことは、短い会話ではどのくらい話せるかについて、事前にボリュームを把握しておくことです。

10秒「結論1つ+根拠1つ」
30秒「結論1つ+根拠3つ」
1分「結論1つ+根拠3つ+事実3つ」

ぜひ簡潔に伝える感覚を掴んでいきましょう。

突然ですが、「浦島太郎」を知っていますか? 知ってるわ! そんな声が聞こえてきそうですね(笑)。
では、「浦島太郎の話を3行でまとめてください」と言われたら、どうまとめますか?

例えば、こんな感じです。

・浦島太郎がカメを助けた

・お札に竜宮城に連れていってもらった

・村に帰り、渡された玉手籍を開けるとおじいさんになってしまった

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