串カツ田中「炎上劇」対応がマズいこれだけの理由 インフルエンサー投稿発端に不安の声が広がる
169万超のフォロワーを擁する有名暴露系インフルエンサーの告発を機に、串カツ田中が揺れている。告発内容は衝撃的だ。「退職する社員の告発」ということで、食品の不衛生な取り扱いや店舗責任者の恫喝などパワーハラスメントなどが列挙されている。
今回のケースを「炎上対応の失敗例」として、「悪手」をあげつらうこともできるだろう。だが、私が最初に感じたのは「先進的な取り組みに積極的な急成長企業の悪い方向への変化」だった。
衛生面とブラックな労働環境に関する告発だった
まず、今回の一連の「炎上劇」を振り返っておきたい。先月26日に有名暴露系インフルエンサーが「串カツ田中」に関してツイートした。
1月に入社したばかりの「新人」が1カ月余りで退職するという。その理由を全社員向けのチャットに報告したというのだが、「報告画面」のキャプチャが投稿された。
退職理由には衝撃的な言葉が並ぶ。「手洗いをすると嫌な顔をされる」「期限切れ食材を使用」「研修店舗で学んだことと真逆」「店舗の責任者に怒号を浴びせられ」など、衛生面の違反行為やパワーハラスメントのオンパレードなのだ。
翌27日、この事態を受けて「串カツ田中」はプレスリリースを発表した。
告発の翌々日の27日、「串カツ田中」は新たなプレスリリースを公表し、謝罪した。
「串カツ田中」の謝罪で、一旦落ち着いたかに見えた。だが、これで騒動が終わらないのが、SNS時代。暴露系インフルエンサーの元に新たな「告発」が相次いだのだ。
例えば、とある「元社員」からは「公休日に休ませてもらえなかったが出勤申請させてもらえなかった」「社長に伝えたら『勉強させてもらっている立場だから、もっと頑張れ』と言われ対応してもらえなかった」と、ブラックな社風を想起させるエピソードが寄せられた。
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