リバウンド無し食事を減らさない「3K食材」減量法 ストレスを感じたら「ストレッチ」でリセット

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薄着になる季節を迎える前に……。ダイエットをやり遂げるためのポイントを紹介します(写真:takeuchi masato/PIXTA)
テレビや雑誌などのメディアで健康情報を発信するトレーナーの坂詰真二さんが、疲れない体、引き締まった体、自信がもてる体をつくるメソッドを伝授する本シリーズ。今回は「食事を減らさず変える減量法」です。
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ダイエットで健康を損なっては元も子もなく、健康的な食事には適切な栄養バランスが欠かせません。では、「糖質」「脂質」「たんぱく質」という三大栄養素のなかで、私たちが最も多く摂ったほうがいい栄養素はどれでしょうか?

A 糖質
B 脂質 
C たんぱく質

生命を維持していくためのエネルギー

答えは「Aの糖質」です。

10年ほど前に流行した糖質制限の影響はまだ根強く残っており、なにか糖質が健康や美容にとってマイナスであるかのような印象を持っている方もいるかもしれませんが、私たちにとって最も必要な栄養素は、活動するため、そして生命を維持していくためのエネルギー源となる糖質です。

その次に多く摂ったほうがいいのが脂質。これはエネルギーになるだけでなく、細胞膜やホルモン、消化液などの材料になります。ちなみに、たんぱく質、脂質、糖質の摂取量のバランスをそれぞれの英語の頭文字をとって「PFCバランス」といいますが、一般的な成人男女に推奨されるPFCバランスは、「15%:30%:55%」です。

前回のコラム(「正月太りが解消しない人」が陥る食と運動の盲点)でもお話ししたとおり、ダイエットでまず着手したいことは、「減らす」より「変える」です。減らすことによるストレスが積もっていくと、リバウンドの原因となりやすいからです。

そして前回紹介した「分食」の次に取り組んでほしいのは、栄養バランスを整えること。気づかない間に体重が増えてしまう方の多くは、栄養バランスが乱れていることが少なくありません。逆に、栄養バランスを整えるだけで自然と摂取エネルギーが抑えられ、体重(体脂肪)が減っていくことが少なくないのです。

とはいえ、先ほどのPFCバランスもそうですが、専門家でもない限り栄養素の単位でバランスを考えるのは現実的ではありません。

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