平気で「ちらし寿司の素」買う人の盲点【具材編】 「おいしい酢飯+具材」超簡単な作り方も解説!

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この「甘酢」で作った酢飯を食べると、もう「合わせ酢」には戻れません。その力はご飯に混ぜたときにわかります。多くの合わせ酢は混ぜたときに鼻にツンと来るけど、「甘酢」を使ったすし酢は全然ツンときません

うちの3歳の孫もこの「甘酢」で作った酢飯を食べさせたら、もうこれしか食べません。3歳の子どもにもお酢の違いがわかるのです。

この「甘酢」は作り置きしておけば、いろんな料理に使えてとても便利。南蛮漬けやサラダのドレッシングなど万能に使えます。詳しい作り方はぜひ「安部ごはん」をご覧ください。

ちらし寿司は酢飯を作って、具材をたくさん準備しなければいけないから、少々面倒に思えるかもしれません。

でも、酢飯は「甘酢」があれば簡単に作れるし、具材だってそれほど時間のかかるものではありません

「安部家のちらし寿司」具材を超簡単に作るコツ

ちなみに「安部家のちらし寿司」は椎茸、まいたけ、こんにゃく、油揚げなど、その時々で10種類ぐらいの具材を使います。

これらを小さく切って「安部ごはん」の魔法の調味料「かえし」「みりん酒」とだしで煮るだけ。薄味で甘めに仕上げます。

『食品の裏側』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

素材によっては火の通りが違うから、できるだけ小さく切るのがコツです。すると、もう3分ぐらいで煮あがります

これならたいした手間ではなく、本当に手軽にちらし寿司が作れます。面倒な人はごぼう、れんこん、たけのこは水煮を使ってもいいでしょう。

『食品の裏側』でも力説したことではありますが、手づくりをすれば無用な添加物はとらなくていいし、なによりもビックリするほどおいしいものです。

年に一度の桃の節句です。少しだけ手をかけて、「ご馳走ちらし寿司」を作ってみてはいかがでしょうか。きっと家族も笑顔になるはずです。

*本記事の前編:平気で「ちらし寿司の素」買う人の盲点【ご飯編】

安部 司 『食品の裏側』著者、一般社団法人 加工食品診断士協会 代表理事

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あべ つかさ / Tsukasa Abe

1951年、福岡県の農家に生まれる。山口大学文理学部化学科を卒業後、総合商社食品課に勤務する。退職後は、海外での食品の開発輸入や、無添加食品等の開発、伝統食品の復活に取り組んでいる。NPO熊本県有機農業研究会JAS判定員、経済産業省水質第一種公害防止管理者を務めつつ、食品製造関係工業所有権(特許)4件を取得。開発した商品は300品目以上。

2005年に上梓した『食品の裏側 みんな大好きな食品添加物』(東洋経済新報社)は、食品添加物の現状や食生活の危機を訴え、70万部を突破するベストセラーに。その他の著書に『食品の裏側2 実態編 やっぱり大好き食品添加物』(東洋経済新報社)などがある。

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