平気で「ちらし寿司の素」買う人の盲点【具材編】 「おいしい酢飯+具材」超簡単な作り方も解説!

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「レトルトのアルミパウチ」には、もう1つの問題があります。

業界でいうところの「レトルト臭」です。レトルトは2次加熱するときに、中の具材が高温になって蒸れたような独特の臭いがついてしまうのです。

このレトルト臭は「缶詰臭」に非常によく似ています。鯖缶とかイワシ缶とか、開けたとき「独特の匂い」がしませんか? だから、「レトルト臭」は別名「缶詰臭」といってもいいと思います。

このレトルト臭は「ちらし寿司の素」のみならず、「レトルトパウチ全体」にいえる問題です。

私なども現役時代はどうやったら「レトルト臭」を出さずに済むか、必死になったものです。今は技術が進んで少しずつ改善してきてはいますが、根本的な解決はしていません。

ちなみにレトルトカレーは、カレーの味と香りが強いため、「レトルト臭」がわかりにくいのです。

でも「ちらし寿司の素」は淡泊な米に混ぜるわけですから、気になる人も多いと思います。

では、「瓶詰タイプ」なら大丈夫?

ちなみに「レトルトタイプ」ではなく、「瓶詰のタイプ」であれば、こうした具材の問題は解決されるのでしょうか?

「瓶詰タイプ」はもちろん「レトルト臭」はなく、レンコンの「シャキシャキ感」もありました。

しかし「瓶詰タイプ」の場合は、付いている「粉末酢」が問題です。

本記事の前編「平気で『ちらし寿司の素』買う人の盲点【ご飯編】」で述べたように、加工度の高い「粉末酢」はどうしても風味に欠けます

酢飯がおいしくなければ、どんなにいい具材を使っても、おいしいちらし寿司はできません

ちらし寿司は、食卓を見たときに「わ~、ちらし寿司だ!」というときめきがあり、一口食べて「おいしい!」と思える「ご馳走」のはずです。

申し訳ないけれども、「ちらし寿司の素」にはそういうときめき、ご馳走感がないと私には感じます。

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