「糖化」で進む老化、コンビニで対策できる? お肌、筋肉、精神までもむしばむ天敵!

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とはいえ、タンパク質や脂質と同じく、糖質(炭水化物を含む)を食べないようにするのは無理な話ですし、健康のためにはこれらを一緒に食べたらいけない、ということではありません。

近年主流になっている糖質オフダイエットに見られるように、炭水化物やスイーツを控えめにすると、糖化現象は起きにくくなります。また毎日ラーメンやうどん、丼ものだけ、あるいはデスクでおにぎりやパン、パスタだけ、といった食事を避ければ、基本的に糖質過多にはならないでしょう。

食べる「順番」も大事

一方、プラスアルファできちんとケアしたい場合、注目すべきは「血流」です。糖化はいちばん最初に血流に影響すると言われているので、一般に血流をよくする野菜や海草類の摂取を増やしておきましょう。

こと、糖化抑制には、食べる「順番」を守るのも予防になるでしょう。丼ものや麺類でも、具に入っている野菜から先に食べ、お肉や魚介、卵などのタンパク質を食べ、最後に糖質となる炭水化物(ご飯・麺類)を食べるといった具合です。厳密に守れなくても、野菜は必須メニューとして加えておきましょう。またデザートは、全体の食事内容を見直してから手をつけるようにしましょう。

〈みわ子流、糖化抑制のためのコンビニ飯!〉
糖化対策には野菜が必須! 炭水化物中心のメニューでも、一品で野菜を十分補えるメニューがあるので、探してみましょう。
・パスタサラダ・ラーメンサラダ
別でサラダを買うのが面倒な時に便利なメニューです。麺類の上に彩豊かな野菜がたっぷり。チキンや卵、豚しゃぶなどがトッピングされた商品もあるので、一品で栄養バランスが整います。
・中華丼・中華麺
野菜たっぷりの八宝菜の具をできるだけ先に食べると、より糖化対策に効果的です。タレが余るので、後からでも十分ご飯や麺を楽しめるのが大きなメリットです。
・チキンと野菜の南蛮・豚生姜焼きと野菜ディップ
通常のコンビニ弁当より野菜のおかずが豊富で理想的! 一程度のお肉も摂取でき、ご飯を最後に食べれば立派な糖化対策弁当に。雑穀ご飯のものを選ぶと、白ご飯よりも糖質が抑えられます。
・チキンと野菜のフォー
パクチーなどの香味野菜がたっぷりと入ったフォー。香味野菜は硫化アリルなどさらに血流をよくする成分が入っていて◎! フォーの場合も、お米でできた麺は最後にいただくようにしましょう。
・サラダを選ぶときの注意点
ポテトサラダやカボチャサラダは野菜ではありますが、加熱すると炭水化物量が増えてしまいます。糖化対策のサラダとして選ぶ場合は、ほかの野菜も多く摂れるものを選びましょう。

 

ご自分の健康を守る食事も、仕事や資格試験の勉強同様、食べる順番など、ある程度のルールに従ってコツコツ実践していくことが肝要です。徐々にでも、大病のリスクを減らしていきましょう。

丸田 みわ子 シニア野菜ソムリエ

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まるた みわこ / Maruta Miwako

美養食研究家/シニア野菜ソムリエ(野菜ソムリエの最高峰)
自身の体調不良により、健康でスリムで美肌になる 野菜や果物の効果をもっと追究したいと、野菜ソムリエの最高峰であるシニア野菜ソムリエを取得する。
「真の“美”体質」をテーマに、 カラダの中から"美"を養う料理を発信。
「美養食研究家」として、料理教室やセミナー、レシピ開発、 商品プロデュースなどを手掛けている。これまでに考えたレシピは400点、スムージーレシピ100点以上。

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