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システム開発の肝「要件定義」はなぜ失敗するのか 「丸投げ」は絶対NG、開発の成否はここで決まる

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では実際に要件定義の段階でどのようなものをつくるのか。業務要件定義は、企画を実現するためにどのような業務を行い、そこにシステムがどう関わってくるかを決める。その際、よく使われるのが「(新)業務フロー」を作成する手法だ。

クレジットカード発行の業務フローであれば、お客様が申込書(紙)に記入し、受付センターに提出。受付センターで入力後、与信部門で与信確認。問題がなければカード発行処理を行う……。

こういった一連の流れだ。人とシステムの関わり方を明確にし、業務が成り立つことを確認するとともに、どこにシステムが必要かを洗い出す。

加えて、業務フローでは整理しづらいビジネスルールを整理する。例えば、与信確認時に〇〇の条件に合致すれば、カード限度額を△△円とする、といった内容だ。

開発部門が嫌がり、失敗につながる行動

一方、業務要件で必要とされたシステムを開発するための要件を定義するのがシステム要件定義だ。

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