魅力的な体験価値(UX)や使い勝手(UI)をどう生み出せばよいか。
すべての事業活動がデジタル化に向かう中、「苦手」や「丸投げ」ではもう済まされない。2月27日発売の『週刊東洋経済』では、「文系管理職のための失敗しないDX」を特集(アマゾンでの購入はこちら)。システムやWeb、アプリの開発において管理職が知っておくべき「地雷ポイント」や、知識ゼロから着手できる「ノーコード」の活用法などを解説する。この記事は本特集内にも収録しています。
インターネットやスマホの普及により、消費者はさまざまなサービスや製品の中から自分に合ったものを選べるようになった。そのため、「機能性」だけでは差別化が難しく、「体験」における価値を追求することが重要だ。
さまざまな解釈があるが、ここでは「UX(ユーザーエクスペリエンス)」を競合との差別化を生む“魅力的な体験価値”とし、その体験価値を消費者に届けるための“使い勝手”を「UI(ユーザーインターフェース)」とする。
近年DXが進み、ITサイドと事業サイドの垣根があいまいになってきたことで、文系管理職であっても「UI/UXを設計する」役割を担う機会が増えている。
感覚、センスの領域ではない
ただ、UI/UXを感覚・センスの領域と捉え、現場と対立するケースをよく目にする。ここではそうした地雷ポイントを押さえ、攻略のコツを解説していきたい。
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