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数は多いが偏在「日本のエンジニア」取り巻く課題 国際比較データで読み解く「IT技術者の生態系」

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プロジェクトの運営をスムーズにするために、知っておきたい基礎知識。

プログラミングするエンジニア
実働部隊がどんなメンバーで構成され、どんな生態系で動いているのかを知っておくことは重要だ(写真:mapo / PIXTA)

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活躍領域や専門性は多種多様

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システムやWeb、アプリの開発に携わるに当たり、あなたが直接プログラミングに手を動かす立場でなくとも、実働部隊がどんなメンバーで構成され、どんな生態系で動いているのかを知っておくことは重要だ。

知識のないままプロジェクトを主導するのは、サッカーに例えるならフォワード、ディフェンダー、ミッドフィルダーといったポジションと専門性を理解しないままチームを率いるようなもの。的外れな相手に的外れなタイミングで依頼や質問を投げ続ければ、自分も相手も疲弊する羽目になる。

一口に「エンジニア」といっても、その種類や専門は周辺領域も含めて多岐にわたる。どのエンジニアにも共通するのは、単に「コードを書く」ことが仕事の本質ではないという点

例えば「システムエンジニア(SE)」の仕事は、端的にいえば、関係者へのヒアリングなどを通じて要求に最適な仕様のシステムを設計・開発すること。彼らが策定した仕様に沿ってコードを書く業務は、それを専門に担う「プログラマー」を動員してチームで行うこともあれば、自分自身で行うこともある。

SEやプログラマーの上位職として、メンバーや予算、スケジュールなどプロジェクト全体の進行管理を行う「プロジェクトマネジャー(PM)」がいる。PMは関係者間の調整が主な業務となるため、プログラミング知識の薄い非IT人材が務める場合も多い。

その逆のパターンとして、案件の規模や人繰りの都合によっては、1人のSEがプロジェクト管理からプログラミングまですべての工程を担っている場合もある。

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