自動車企業総まくり「平均年間給与ランキング」 この10年で年間給与が189万円増えた企業も

✎ 1〜 ✎ 13 ✎ 14 ✎ 15 ✎ 16
拡大
縮小

社員の給与には、その企業の勢いや業績が反映される。自動車業界における「給与序列」はどうなっているのか。

積まれたコインの上に立つビジネスパーソンのミニチュア
自動車業界でも給与が上がった企業、下がった企業の差は歴然としてある(写真:kai / PIXTA)

特集「ホンダ 背水の陣」の他の記事を読む

「年収はトヨタが断トツで高いですよ。あとはデンソーじゃないですか。うちと日産は同じくらいの肌感覚。ただホンダの平均年収が高いといっても、平均年齢も高いから。そりゃ金額も高くなるでしょうよ」

ホンダの現役社員は、自社の給料事情についてそう語る。おおむねそのとおりなのだが、詳細に調べてみると少々違うようだ。そこでここでは、『会社四季報』が上場各社に行っている調査を基に具体的に見ていくことにしよう。

ホンダは6位に沈む

下表をご覧いただきたい。これは自動車関連企業の賞与も含めた平均年間給与ランキングだ。堂々1位はやはりトヨタ自動車。857万円と完成車メーカーの中で頭一つ抜けている。

次ページ【図表】10年間で平均給与が上がった企業
関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
ホンダ 背水の陣
ホンダの三部社長は「猶予はない」と社員に発破
テスラと日産の成功例から練るモデル展開
2030年には利益2000億円をソフトウェアで稼ぐ
2040年までに待ち受けるのは再編か淘汰か
内部資料で判明した「脱エンジン」衝撃の中身
4輪事業の営業利益率は2%と大きく見劣り
テスラが一転して1割超の値下げに転じた背景
本田技術研究所が再び独創性を示す場になる
4月人事は新副社長と新設本部の本部長に注目
EVシフトで収益減の販売店は統合再編へ
商談と契約がネットで完結、新車販売も視野
ホンダの50代社員がざわつく「早期退職プラン」
早期退職加算金は最大で年収の3年分
日本企業だと「ものづくり人材」と同じ処遇に
自動車企業総まくり「平均年間給与ランキング」
この10年で年間給与が189万円増えた企業も
ソニー・ホンダモビリティの会長と社長を直撃
次世代競争は強みの「良品廉価」が通用しない
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内