有料会員限定

ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情 EVシフトで収益減の販売店は統合再編へ

✎ 1〜 ✎ 9 ✎ 10 ✎ 11 ✎ 最新
拡大
縮小

EV化は国内ディーラーの稼ぎ方をも変える。小規模法人の多いホンダ系には厳しい時代だ。

ホンダのディーラー店舗の外観
小規模なディーラーが多いことは、EV戦略上でもネックになりうる(写真:記者撮影)

特集「ホンダ 背水の陣」の他の記事を読む

「毛細血管のよう」──。トヨタ自動車や日産自動車と比べて小規模ながら、地場に根差したディーラー(販売会社)が多い自社の販売網を、ホンダ関係者はそう表現する。かつては、それがホンダの強みでもあった。

だが、自動車業界激変の大波は、もはや小舟のディーラーでは乗り越えられそうにない。そこでホンダは、今後も販売網を維持していくため、ディーラーの再編を急ぐ。

「ディーラー同士の経営統合を進めてほしい」

次ページEV時代になるとどう変化するのか
関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
ホンダ 背水の陣
ホンダの三部社長は「猶予はない」と社員に発破
テスラと日産の成功例から練るモデル展開
2030年には利益2000億円をソフトウェアで稼ぐ
2040年までに待ち受けるのは再編か淘汰か
内部資料で判明した「脱エンジン」衝撃の中身
4輪事業の営業利益率は2%と大きく見劣り
テスラが一転して1割超の値下げに転じた背景
本田技術研究所が再び独創性を示す場になる
4月人事は新副社長と新設本部の本部長に注目
EVシフトで収益減の販売店は統合再編へ
商談と契約がネットで完結、新車販売も視野
ホンダの50代社員がざわつく「早期退職プラン」
早期退職加算金は最大で年収の3年分
日本企業だと「ものづくり人材」と同じ処遇に
自動車企業総まくり「平均年間給与ランキング」
この10年で年間給与が189万円増えた企業も
ソニー・ホンダモビリティの会長と社長を直撃
次世代競争は強みの「良品廉価」が通用しない
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内