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EV展開で「出遅れ組」、ホンダが描く起死回生策 テスラと日産の成功例から練るモデル展開

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グローバルで見るとEVの出遅れ感が否めないホンダ。ただ2024年以降は、日本や北米でEVを続々と投入し巻き返しを図る。水面下で検討が進む挽回策を探った。

ホンダが展開するEVの「ホンダe」は、日本やヨーロッパで売れ行きがいまひとつだ(記者撮影)

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「今売られている電気自動車(EV)は1車種だけ。本当に脱エンジンなど達成できるのか」。あるホンダ系部品メーカーの首脳はそう疑問を口にする。

2040年に世界で販売する新車をすべてEV・燃料電池車(FCV)にするという「脱エンジン目標」を掲げるホンダ。現在、同社における唯一のEVが2020年に日欧で発売した「ホンダe」だ。1回のフル充電で走行できる距離は最大283キロメートル。街乗り用途を想定しているので長くはない。価格も495万円と安くないが、安全性能や新たな先進技術を盛り込んでいる。

ホンダeは欧州で強化された環境規制への対応という側面が強い。そのために年間販売目標台数は欧州1万台、日本1000台と控えめに出していた。だが、最新となる2022年9月末時点で日欧における累計販売台数は1万754台。2022年1~9月では約2000台にとどまる。

高級ブランド「アキュラ」を完全EV化

そもそもホンダは、トヨタ自動車と同様にハイブリッド車(HV)を電動車戦略の主軸としてきた。ホンダの2021年の電動車販売台数は約59万台。その9割以上をHVが占め、EVはわずか2.4%だ。その結果、市場からはアメリカのEV専業メーカー・テスラや中国勢、10年前からEVを手がける日産自動車と比べて、「ホンダはEVでは後発組」などと言われてきた。

汚名返上とばかりにホンダは2024年以降、日本や北米でEVを続々と投入していく計画。そこで今、社内で検討しているのが、高価格帯と低価格帯でメリハリをつけた商品戦略だ。

関係者によると、次のような展開をもくろんでいる。

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