日産自動車とルノーの出資関係見直し交渉は大詰めを迎えているが、なかなか決着しない。クリアすべき課題とは。
日産自動車にとって「20年越しの悲願」(幹部)でもあるフランスのルノーとの対等な出資関係に向けた交渉が長期化している。
背景には、出資比率見直しの交渉と並行して進めるルノー主導の電気自動車(EV)新会社「アンペア」をめぐる交渉の遅滞がある。
「世界のEVのリーダーになっていく」
ルノーのルカ・デメオCEOは11月8日、アンペアの構想を発表する会見で強い自信を示した。新会社はEVやソフトウェア領域の開発に特化する方針だ。
ルノーはアライアンスを組む日産や三菱自動車にも新会社への出資を要請していたが、会見で2社の資本参加については発表がなかった。当初目指していた11月15日の発表も見送った。
複雑で難しい知財の議論
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読み頂けます。
ログイン(会員の方はこちら)
無料会員登録
登録は簡単3ステップ
東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
おすすめ情報をメルマガでお届け
この記事の特集
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら