日産「3期ぶり黒字化」へ、真の復活に問われる覚悟 一度失墜したブランドは電動化で立て直せるか
背水の日産、電動化で試される「存在価値」
10日間で予約受注4000台――。
6月中旬、日産自動車で電動化を担当する平井俊弘専務執行役員の元に、これ以上ない吉報が届いた。驚きの声を上げる役員もいた。
日産が今冬に投入する10年ぶりの新型電気自動車(EV)「アリア」が、予想以上の予約受注(日本専用限定車が対象)を獲得したからだ。
「間違いなく自信を持って提供できる車だ」。平井専務は、ブランドの新たな象徴と位置づける新型EVに確かな手応えを感じている。>>記事はこちら
インタビュー/日産自動車 内田誠社長兼CEO
電動化へと大きく舵を切る日産自動車。内田誠社長兼CEO(最高経営責任者)は「この1年が成長への正念場だ」と意気込む。
しかし電池などのコストがかさむEVは、ガソリン車並みの収益を出すまでにいくつものハードルがある。内田社長は「車だけでなく、サービスとして価値を認めてもらい、その対価を払ってもらえれば、事業の収益性も変わってくる」と強調する。
赤字を脱却した先でどうブランド復活を果たし、持続的成長へとつなげるのか。内田社長に聞いた。>>記事はこちら
「『EVはすぐできる』というのは無理な話だ」
10年前から量産型EV「リーフ」を販売してきた日産は、他社に先駆けてEVを手がけてきた自負がある。
電動化の指揮を執る、パワートレイン&EV技術開発本部担当の平井俊弘専務執行役員は「『EVはすぐ(開発)できる』と言っている人たちがたくさんいるが、『やってごらん』という感じだ」と語る。
「2030年までにEVでガソリン車並みの利益を出すことを目指したい」と語った平井専務。先駆者としての強みをどう生かすのか、平井専務に日産の電動化戦略を聞いた。>>記事はこちら
日産自動車の株価・業績 は「四季報オンライン」で
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら