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生産混乱は日産・ホンダも、サプライヤーは不満 「1週間前に減産計画」系列会社は赤字も多い

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日産系部品メーカーの中には経営危機に陥るケースも。

日産と関係が深いマレリだったが、経営危機に陥った(撮影:鈴木紳平)

特集「独走トヨタ 迫る試練」の他の記事を読む

「彼らの言う生産計画のとおりに動いていたら赤字が膨らむだけだ」。ある日産自動車系部品メーカー首脳は、自動車メーカーの生産計画の変動が長引いていることにいら立ちを隠さない。

半導体不足やコロナ禍による生産網の混乱には、日産やホンダといったトヨタ以外の自動車メーカーも頭を抱える。

両社とも生産状況は低調だ。日産は直近のピークだった2017年(576万台)と比べて21年の生産台数(358万台)が4割減、ホンダも過去最高だった18年(535万台)と比べ21年の生産台数(413万台)は2割強減っている。

業績が生産台数に左右される部品メーカーには、経営を直撃する事態だ。トヨタ系に比べて経営体力で劣る、日産やホンダ系の部品メーカーにとって、その影響は大きい。

頭を悩ます不安定な生産計画

加えて、日産やホンダと取引する部品メーカーは直前まで不安定な生産計画にも頭を悩ます。あるホンダ系部品メーカーの幹部はホンダについて、「1週間前など直前で急に減産計画を伝えてくるケースがいまだにある」と不満を口にする。同様の声は日産系部品メーカーからも聞こえてくる。

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