細心の注意を払って系列企業の子会社化を避ける。その真意とは。
会長にトヨタの豊田章男社長。取締役に同CFOの近健太副社長、豊田自動織機の大西朗社長、豊田通商の加留部淳元社長・会長──。売上高が158億円(2022年3月期。以下同)にすぎない小さな会社の役員欄にトヨタグループの大物がひしめく。
この会社は旧東和不動産。4月にトヨタ不動産へ社名変更した。表の顔はデベロッパーだ。名古屋駅前の「ミッドランドスクエア」や今秋開業の「富士モータースポーツフォレスト」を手がけている。
旧東和にはもう一つの顔がある。それはトヨタ系企業株の保有会社の顔だ。旧東和の総資産は1兆1553億円。その大半に当たる1兆0530億円は「投資その他の資産」。さらにその中身は自動織機やデンソー、アイシン、豊田通商、トヨタ紡織の株だ。
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