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トヨタ、生産・調達の責任者が語った「新常態」 最前線の現場ではいったい何が起こっているのか

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トヨタ自動車で生産・調達の指揮を執る伊村隆博本部長、熊倉和生本部長を直撃した。

(写真右)伊村隆博(いむら・たかひろ)/トヨタ自動車 生産本部長。1958年生まれ。76年トヨタ入社。田原工場工場長などを経て2022年5月から現職。
(写真左)熊倉和生(くまくら・かずなり)/トヨタ自動車 調達本部長。1962年生まれ。85年トヨタ入社。資材・設備調達部長を経て2020年7月から現職。(写真:トヨタ自動車)

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──伊村本部長は2022年5月に生産本部長に就いたばかりです。

伊村 率直に言って自分にはやれないと思っていた。僕は工場でものづくりを40年くらいやってきたが、生産本部はグローバルが所管だ。すべての生産関係を見るということなので非常に多岐にわたる。役割を与えられた以上は頑張らなきゃいかんと(いう気持ちだ)。生産計画の仕組みをどうするか、新技術の電池のつくり方をどうするかといったことを、いろいろと勉強しながらやっている。

豊田社長からは1月に副本部長に就いたとき、「トヨタの屋台骨は生産現場だ」と言われた。それを聞いて、基盤をしっかりと固めて未来永劫維持できるように頑張ってくれと言われたのだと受け止めている。

現状はまだ読み切れない

──年始にサプライヤーに伝えた生産計画は1100万台でした。現在公表している970万台と開きがあります。調達や人員計画を精査できなかったのでしょうか。

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