自動車企業の多くがトヨタに依存するが、それぞれ課題を抱える。
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日野はエンジン不正により、主力の大型トラックを出荷できない。調査報告も遅れている(編集部撮影)
「調査中と繰り返すばかりできちんとした説明がなかった。物足りない総会だった」
トヨタが50.2%出資する日野自動車が6月23日に開いた株主総会は荒れた。エンジン性能をめぐる不正行為を明らかにして以降初めての株主総会で、100人以上の株主が東京都日野市の本社に駆けつけた。質疑応答では不正行為についての質問が相次ぎ、総会は2時間以上に及んだ。だが、再発防止策や出荷再開について十分な回答を得られず、ある個人株主は諦めのこもった表情で振り返った。
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