大事な場面で「結果出す人」「出せない人」の決定差 リーディングジョッキーによる「勝負論」
マカヒキでの日本ダービー制覇やラヴズオンリーユーでのブリーダーズカップ フィリー&メアターフ勝利など数々のG1レースを制してきた、日本を代表するジョッキー・川田将雅さん。その活躍は負け続けたからこそ、つかめた「思考法」にあると語ります。
本記事ではビジネスパーソンにも役立つ思考法を、川田さんの書籍『頂への挑戦 負け続けた末につかんだ「勝者」の思考法』から一部抜粋・再構成してお届けします。
大事な場面で結果を出せる人、出せない人の違い
競馬において、勝負強さは非常に大事な要素です。
では、勝負強さとは何か。端的に言うと、「ここぞというときに結果を出せるかどうか」ですよね。その明暗を分けるのは、背伸びしているか、していないかだと僕は思うのです。
背伸びをするということは、そこに自信は存在しない。自信がないということは、冷静さを保てない。
緊張については、前回の記事で別の角度から触れましたが、できないことをやろうとする=背伸びをするから人は緊張し、冷静さを欠くのであって、できることを当たり前にやるだけなら緊張はしないのです。
もちろん、そこに辿り着くまでにはある程度の経験が必要ですが、キャリアを問わず、今の自分にできることを把握しておくのも大切だと思います。
日本ダービーともなると、僕らは10万人以上のお客さんの前で競馬をします。そんな中、2022年のダービーでは、僕が乗ったダノンベルーガが1番人気でした(4着)。
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