「ジム通いが続かない人」がとるべき3つの戦略 退屈でしんどいことにも「やる気」を出す方法
ダイエットや禁煙、外国語学習、ジム通いなど、私たちは何かの目標を達成しようとして、ついつい途中で挫折してしまう。
しかし、シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネスの心理学者で、モチベーションサイエンスの第一人者のアイエレット・フィッシュバック氏によると、誰でも簡単な方法で自らの「やる気」を自由自在にコントロールし、望む成果を得られるという。
今回、2月に刊行されたフィッシュバック氏の著書『科学的に証明された 自分を動かす方法』より、一部抜粋・編集のうえ、お届けする。
「ポケモンGO」でウォーキング好きに
先日、知人との会話の中で、彼女の娘オリヴィアの話を聞いた。
オリヴィアは29歳、自閉症スペクトラムで、糖尿病を患っている。アメリカ西部の小さな田舎町に住んでおり、最近は日課として近所で2マイル(約3キロ)ほど散歩しているのだという。
ほんの2、3年前までは、ウォーキングなどまったくしていなかった。歩きたいという気持ちがなかったのだ。車に乗せてくれる人がいないときは、仕方なく近所の食料品店やレストランに歩いていくものの、そうでなければ歩くなんて退屈だし、家にいるほうがいいと思っていた。
その後、オリヴィアに転機が訪れた。「ポケモンGO」をダウンロードしたのだ。
1990年代後半に幼少期を過ごしたオリヴィアは、ポケモンの大ファンだ。そのため2016年に「ポケモンGO」のアプリがリリースされたときには大喜びで飛びつき、久しぶりにポケモンたちの世界に復帰することにした。
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