平気で「ケーキ」を買う人が知らない超残念な真実 「そんな"裏側"が…」日本人の盲点!驚きの実態

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クリスマスシーズンには、大量のクリスマスケーキが売りさばかれます。

【前編】平気で『おせち』を買う人の超残念な盲点」「【後編】平気で『おせち』を買う人の超残念な盲点」でも述べたことと同じことですが、クリスマスケーキは「冷凍品」が多く出回ります。前日や当日につくっただけでは、大量の需要に供給が追いつかないからです。

この「冷凍ケーキ」には、2つの問題があります。

まず冷凍してしまうと、どうしても味や風味が落ちてしまいます同じお店のケーキなのに、クリスマスに買うとイマイチおいしくないということも珍しくありません。

冷凍すると、品質も劣化します。業者は「スポンジは冷凍しても劣化しない」というけれど、スポンジのようにある程度水分のあるものはやっぱり「冷凍変性」します

そして、これを防ぐために添加物が多く使われるのです。

ケーキを買うときも「表示」をチェックしよう

業界用語で「耐冷凍性」といいますが、「乳化剤」に加えて「加工でんぷん」や「トレハロース」「ソルビトール」などを併用して使うことで、この「冷凍変性」を防ぐことができるのです。

さらに、家庭で解凍したあとの日持ちを考えて「pH調整剤」も入れます。

だから「冷凍のクリスマスケーキ」は、「普通のチルド(冷蔵)のケーキ」より添加物が多い可能性があります。

今年、大量生産された「市販のクリスマスケーキ」を買うなら、ぜひ「食品表示」をチェックしてみてください。添加物がずらっと並んでいたりすることに驚かれるかもしれません。

クリスマスケーキ
大量生産された「冷凍品のクリスマスケーキ」には「添加物」も多く使われる(写真:shige hattori/PIXTA)※写真はイメージです

ちなみに繰り返しになりますが、クリスマスケーキを冷凍販売するのはメーカーの話で、街のケーキ屋さんはケースバイケースだと思います。

私の妻は、少し前まで小さなケーキ屋さんを営んでいましたが、「冷凍はしない」というポリシーでやっていましたから、毎年徹夜でつくっていました。だから数がつくれず、50個がせいぜいでした。

うちはもう店を閉めてしまいましたが、「本物の生クリーム」と「いい素材」を使って、一生懸命つくっているケーキ屋さんも、日本中にたくさんあるはずです。ぜひ探してみてください。

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