感謝しない夫に、はっきり不満をぶつけよう 亭主関白に対してはガツンと言うべき

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あなたが実は“空気”ではなく、生身の人間であることを、すぐにでも伝えましょう。今までは何とか耐えられたけれど、同じやり方ならこれ以上は夫についていけないこと。あなたよりずっと家族に献身的でない、あなたの周囲の「妻」が、夫や姑から大切にされているのをみると、その差はやはり「情」の有無であると感じて、とても自分がみじめであること。

あなたがこれほどまでに献身的にやっても、夫からは家来扱いで姑からは邪魔者扱いで「情」を受けられないのなら、一緒に暮らす意味を見いだせず、結婚生活を解消したいとまで思い詰めていること」などを伝えましょう。相手は、これらのことを口に出して言わないと、絶対に伝わらない相手なのですよ。

離婚するための労力を、関係修復への努力に変えよう

もともと母親に愛情が深い人は妻にも情があり、母親を送ったあとからでも、不器用なりに態度で表現できるようになる人は結構いるものです。人間の本質はなかなか変わらないものですが、歳と共に人間が丸くなり、中年以降に力関係が逆転する夫婦も少なくありません。

例の孝子さんの夫の繁氏も、あんなに強がりを言っていたのに、今では孝子さんの言いなりで、孝子さんのスケジュールを優先に、自分の日々の生活を決めるらしいです。

いいことを9つ受けた人でも、同じ人の寂しい言葉1つで、前のいいこと9つが覆るのが人間の性(さが)です。そのことも彼に伝えて(むしろ教えて)、これからは不当な扱いには黙って従うだけの家来はやらないことを、高らかに宣言してください。

彼にも“関白”の地位を引退する決意と、あなたに思いやりを表現できる夫になるための、少しのトレーニング期間が必要です。離婚するために費やすエネルギーを、上記の路線で努力されることに振り向けられますこと、心よりお勧めします。

※ ミセス・パンプキンさんへの相談はこちら

ミセス・パンプキン 『最強の人生相談』『一流の育て方』著者

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立命館大学卒業。ビジネスパーソン向けの家庭問題・人間関係・人生相談の専門家として、東洋経済オンラインで2012年より執筆。最新刊は『最強の人生相談』(東洋経済新報社)。息子であり、『最強の働き方』(東洋経済新報社)の著者であるムーギー・キム氏との共著に、『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』(ダイヤモンド社)がある。ミセス・パンプキンへの相談は、こちらのメール、あるいは相談受付サイトで受け付けています。なお相談件数多数につき、過去に類似する相談があった場合には取り扱いません。ぜひ、これまでの連載をご参照ください。男性からのご相談も歓迎しております!

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