さまざまなリスクを勘案し、各業界のベスト・ワーストシナリオを検証。「2023年大予測」特集の産業・企業パートから抜粋。
各地で新路線が開業
コロナ禍による利用者数の低迷が続いた鉄道業界。2023年は各地で新路線が開業し、久しぶりの明るい話題となりそう。一方で運賃の値上げも相次ぐ。鉄道各社は輸送需要がコロナ禍以前の水準に戻らない前提で、持続可能な経営への改革を急ぐ。
首都圏で久しぶりの大型新線が、3月開業の「相鉄・東急直通線」だ。相模鉄道(相鉄)の羽沢横浜国大から新横浜を経て東急東横線・目黒線の日吉までを結ぶ約10キロメートルの路線で、新横浜を境に羽沢側が「相鉄新横浜線」、日吉側が「東急新横浜線」と呼ばれる。
同線の開業により、東急東横線・目黒線と相鉄線が相互直通運転を開始する。渋谷や目黒から東海道新幹線の停車駅である新横浜へ乗り換えなしで行けるようになるほか、海老名や湘南台など相鉄沿線と目黒・渋谷方面を直通する列車が走り、神奈川県央部から東京都心への利便性が向上する。
すでに東横線や目黒線と直通している路線を合わせると、7社局14路線を結ぶ広域路線網が誕生する。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら