老化にも影響!「頭の中のひとりごと」危険な正体 「考えすぎる人」は人生を台無しにしてしまう

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「頭の中のひとりごと」をコントロールすれば、最高のパフォーマンスを発揮できます(写真:asaya/PIXTA)
「明日のプレゼンはうまくいくだろうか」「昨日はあんなことを言ってしまった」など、私たちは日々、頭の中で話をしている。
このような「頭の中のひとりごと」(チャッター)はしばしば暴走し、あなたの脳を支配し、さまざまな問題を引き起こしてしまう。
一方、この「チャッター」をコントロールすることができれば、あなたは本来持っている能力を最大限に発揮できるという。
賢い人ほど陥りがちな「考えすぎ」から抜け出す方法とは何か? 今回、11月に日本語版が刊行された、40カ国以上で刊行の世界的ベストセラー、『Chatter(チャッター):「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法』より、一部抜粋・編集のうえ、お届けする。

「内省の研究」が明らかにしたこと

私は実験心理学者にして神経科学者である。ミシガン大学に自ら創設して所長を務める〈感情と自制研究所〉で「内省の科学」を研究している。

『Chatter(チャッター):「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法』(書影をクリックすると、Amazonのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

この研究所では、人びとが自分自身と交わす無言の会話について調べている。それは、私たちの生き方に強い影響を及ぼす。

私は専門家としてのキャリアのすべてを費やして、こうした会話について研究してきた──それはどのようなものか、私たちがそれを行うのはなぜか、それをどう制御すれば、人びとをより幸福に、より健康に、より生産的にできるか。

同僚と私は、心理学をはじめ、医学、哲学、生物学、コンピューター科学といった多様な分野のツールを活用し、以下のような悩ましい問題に答えようとしてきた。

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